イクセル美術館
2012年10月
「ベルギー芸術 モダンな一世紀」と題する美術展がイクセル区の美術館で開催中。ベルギー王立美術館の館長(Michel Draguet)がセレクトした、近代ベルギー美術の一世紀にわたる足跡を紹介している。しかしこのコレクションは王立美術館所有でなく、全てはヴェルバ夫妻(Caroline et Maurice Verbaet )個人が所有する絵画、彫刻などである。ヴェルバ氏が若い時から収集を始めた作品の中には、今ではベルギー美術にその名を残すロップス、アンソール、クノップス、マグリットから、前衛芸術運動のコブラに参加した作家たちまである。
イクセルの美術館は小さいながら、数々の秀逸なコレクションを持つことで知られている。上記美術展と並行して、ポール・デルヴォーの「創作への道」展も開催中だ。最終作品になるまでの作家の試行錯誤の跡が分かる、貴重な展示会である。
©SABAM, Belgium, 2012 ©SABAM, Belgium, 2012
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