ビールバー「ムデール・ランビック」

2013年7月

 

 

 ビール好きはもちろんのこと、ベルギービール初心者も楽しめるお店を紹介します。こだわりを持ってビールづくりをしている小規模な醸造所のおいしいビールを、こだわりを持って選び提供しているお店です。

 

MOEDER LAMBICはブリュッセルに2店舗を構えるBar(バール)。2号店のFANTAINAS(フォンテナ)店は、グランプラスから500m、歩いて6・7分の所にあり、立ち寄りやすい場所です。訪れた日のテラス席は、ビールを楽しむ人で溢れていました。昔ながらの1号店 ORIGINAL(オリジナル)に比べ、ここFANTAINAS店は2010年に開店ということで、店内は、おしゃれな雰囲気。「女2人でちょっと軽く一杯」から、「同僚と一緒にこだわりのあるクラフトビールを味わいたい」という人まで、楽しめます。

 

 

 どのビールを飲もうか迷っていると、好みを聞いたうえで、店員さんがお勧めのビールを選んでくれました。ここの店員は皆さん「ビールソムリエ」と言えるほどビールに詳しいそうで、どの方もとてもにこやかでフレンドリー。丁寧な接客もこのお店の人気の秘密です。ビールの種類は、タップが46、ボトルは150くらいあるそうで、頼むと分厚いボトルビールのメニューを見せてくれました。中には180€もするビンテージビールもあって目を丸くしてしまいました。どんな味なのでしょう。(タップとはビールサーバーからの注ぎ口のことで、レバーを引いてビールを注ぎいれるあの装置です。)

運ばれてきたビール、ブリュッセルミディ駅から徒歩10ほどの所にある地元CANTILON(カンティヨン)醸造所のランビック「Kriek(クリーク)」は、その酸っぱさにびっくり。クリークは甘いというイメージでしたが、こんな酸味の強いタイプもあるのですね。確かに「Sweet or sour?」との店員さんの質問に「サワー」と答えましたが、想像していた以上。でもその酸っぱさを楽しみながら、美味しくいただきました。

ABBAYE DU VAL-DIEU(アビィ・ドゥ・ヴァル・デュー醸造所)のビール「VAL-DIEU GRAND CRU(ヴァル・デュー・グラン・クリュ)」は香りがよく、甘みを感じ、その後ほどよい苦みの余韻を楽しめます。アルコール度数が10.5%と高いので、くびくびと飲むと大変なことに…

 

 最初に頼んだビールと一緒に出されたつまみの「大麦」もにくい演出です。

今回は二人で6杯のビールとチーズの盛り合わせを楽しみ、お会計は35€。大満足でした。

                           

 

 

                                      MOEDER LAMBIC FANTAINAS

                                               8 place Fontainas, 1000 Bruxelles

                                               Tel  02-503-6068

                                               営業時間月~木・日 午後11:00~午前1:00

                                             金・土    午後11:00~午前2:00

                                               http://www.moederlambic.com/ (仏語のみ)