Le Zinc

2013年8月

 

店の名前がザンク。ザンクは亜鉛という意味だが、この店は金属とは関係ない。一昔前のビストロにはカウンターがあり、店の主人はカウンター越しに接客をし、客はそこで立ち飲みができた(今でもパリには多くある)。このカウンターが亜鉛のメッキ板を張ったもので作られていたため、現在ザンクというとビストロやカフェを意味する。



 

当ザンクは、以前プチ・ザンクといい一つ星だった。しかし星を維持するためにかかる諸々のことに嫌気がさしたオーナ・シェフが2年前に店を閉めてしまった。星はいりませんということだ。

充電期間後現在の場所にオープンした。高級ビストロ料理に力を入れている。スペシャリティは、今では珍しくなってしまった、目の前でさばいてサービスする鶏の丸焼き(2回サービス)Poulet roti 52 €や、羊の肩肉をジックリ煮込んだコンフィConfit d’agneau 48ユーロ(いずれもオーダーは2人分)。昨今の懐石料理的なミニポーションではなく、充分な食べ応えがあるのがよい。アントワープ国立美術館のすぐ近くなので芸術鑑賞後はグルメ賞味といきますか

 

 

 

 

         Le Zinc

          Verschansingstraat 5-7,

          2000 Antwerpen

          Tel:+3232372730

          定休日 土曜(昼)日曜日