ガレーの新作チョコレート

                                         2012年10月



王室御用達のショコラティエ、ガレーがプラリネの形とその化粧箱を一新した。四角形になったプラリネの上には、中身のガナッシュが一目で判断できる様、ロゴやワンポイントの飾りをつけた。例えば、新作“Coco”にはココナッツの粉を飾り、“Abricot”にはアプリコットのロゴ、“Sel de Guérande” にはゲランドの塩を乗せた。いずれもダークチョコレートのコーティングだ。優しい甘さのココナッツのガナッシュ、またアプリコットのフルーティーな酸味やゲランドの味わい深い塩味が、そのほろ苦さとマッチして抜群のハーモニーを醸す。

35年前、21歳のガレー氏は、カカオ45%のチョコレートを引っ提げ登場。世間をアッといわせた。ダイエットや健康志向の今日では、カカオ85%でも驚かないが、ミルクチョコレート全盛の時代だ。自信はあったが、消費者がどう受け入れるか予想がつかなかったという。以来、ガレー氏のチョコレートへの情熱と創作力は変わらず、今年の新作を産んだ。

www.galler.com                      グランプラス店:44Rue au Beurre 1000 BRUXELLES