ねり胡麻

2012年10月

胡麻は昔から、カルシウム、鉄分、タンパク質、各種ビタミン群を含んだ、健康に良い食品として有名ですが、最近では、その中に微量に含まれるセサミノールが抗酸化物質として評判を呼び、そのサプリメントが売り上げを伸ばしています。

胡麻をたくさん使った調味料として、どこの家庭にもあるのが練胡麻。でも使っているうちに分離して、使いにくくなるという経験をお持ちの方も多いと思います。今回ご紹介する大村屋の「ねり胡麻」がその悩みを解決してくれます。チューブに入ったクリーム状の胡麻で、キャップを下にして立て、そのまま常温で保存します。まろやかで、香味豊かな出来上がりが、いつもの胡麻和えをワンランクアップさせてくれます。

工程を見ると、洗って乾燥させた胡麻を160度から200度くらいで焙煎し、その後クリーム状になるまですりつぶします。何度も不純物を取り除き、温度管理やスピード調整などの特別な製法により、油分が分離し難くなります。

我が家は、ベルギーに住んでいた時、よくインゲン(haricot verts)の胡麻和えをしました。日本では、春菊の胡麻和えが香り良く仕上がり好きですが、インゲンなら海外で入手しやすいので、このねり胡麻さえあれば、「料亭の胡麻和え」が自宅でも食べられること請け合いです。

私の胡麻和えの分量は、ねり胡麻 大匙2に、醤油、砂糖、だし汁を各大匙1です。

だし汁がなくても構いませんが、カツオでとっただし汁を入れるとよりまろやかになります。

ねり胡麻

白  定価 500円

 

株式会社 大村屋

大阪市東住吉区山坂3-10-11

 

TEL06-6622-0230

 

ねり胡麻 黒 もあります。