2013年1月
簡単で美味しいチーズ料理の一つにラクレットがあります。
冬になるとこの料理用の電気器具が売りだされるので、スキーに行かなくても我が家でラクレットが楽しめます。カルシウムをたくさん摂る絶好のチャンス。是非お試しを。
ラクレットとは、スイスやフランスの山岳地方の料理。一抱えもある大きなチーズを半分に切り、暖炉の火にかざし熱で溶けだしたチーズの表面を削り取り、茹でたジャガイモの上にかけて食べます。チーズの表面をラクレ(racler:削り取る)するので、ラクレットという。
[用意するもの]
・ラクレット用のチーズ(fromage pour raclette):
フランス、スイス、ベルギー産。ナチュラル、白ワイン入りなどがあるので好みで。チーズ屋でスライスしてもらう時は6人分で約1㎏必要。
・ジャガイモ:皮が赤紫のジャガイモまたは身の締まったジャガイモなど。
・キュウリや小玉葱のピクルス:甘酸っぱい(aigre-doux)タイプは日本人好み。
・牛のグリゾン(grison):スイスで作られる牛の肉の干したもの。
なければ生ハムで代用:イタリア産(prosciutto di Parma)、フランス産(jambon
de Bayonne)その他スペイン、ベルギー産などがある。
上記が定番ですが、白ブダンソーセージ(boudin blanc aux fines herbes)やトマ
トなども一緒に焼くと美味しい。グリーンサラダも日本人としては欲しい。
[食べ方]
丸ごと茹でた熱々のジャガイモの上に、溶けたチーズをトロリと絡ませていただく。焦げたチーズのよい香りが更に食欲をそそります。たくさんの人とあれこれ取り合い食べるので、名付けて「ヨーロッパの鍋料理」。