スコーン

 

2016年11月

発酵なしのクイックブレッド第二弾。発祥はスコットランドだが、18世紀のビクトリア王朝時代に貴族の間で流行り、それ以来イギリス習慣であるアフタヌーンティーには欠かせない存在となった。

ポイント
バターを溶かすとサクサクした食感がなくなるため、作業は手早く行う。冷蔵庫で生地を休ませることで生地が馴染み、作業によってできたグルテンが落ち着く。

材 料
【それぞれ計量し冷やしておく】
強力粉…………………….150g
薄力粉…………………….100g
ベーキングパウダー…….小さじ2
バター(食塩不使用)….70g
【後からボウルに入れる】
ブラウンシュガー……….大さじ4
塩………………………….ひとつまみ
牛乳……………………….140cc(温めなくてよい)
ホワイトチョコレート….40g (5mmくらいに切っておく。お好みの大きさでOK)
スイートチョコレート….40g (5mmくらいに切っておく。お好みの大きさでOK)

①強力粉・薄力粉・ベーキングパウダーを合わせて3回ふるいボウルにいれる。


②バターを加えスケッパーで切るように粉をまぶしながら米粒大にする。


③米粒大になったら、両手で粉とバターをすくってこすり合わせて落とす作業を手早く繰り返す。
(全体が黄色っぽくなるまで。)

 

④ブラウンシュガー、塩を加え牛乳を少しずつ加え切り混ぜする。


⑤チョコレート2種を入れ混ぜ生地を8分割し、軽く丸め、つぶし、バットの上にのせラップして冷蔵庫で30分くらい休ませる。

(形はお好みでよいが生地に触るのは最低限にする。生地を練りすぎるとグルテンが形成され、サクサクとした食感が薄れてしまうため。また焼けたとき生地がぱっくり割れているようにしたければスケッパーや型抜きを使い、一気にスパッと切るとよい。)


⑥はけで生地の表面に牛乳(塗り卵でもOK)を塗りクッキングシートを敷いた天板にのせる。オーブンに余熱を入れる。


⑦ガス:190℃20~25分 電気:200℃20~25分で焼成

写真③
写真③
写真③
写真③

⭐アレンジ⭐
粗びきコショウ、ガーリックパウダー、海苔、桜エビ、ごま、明太子、青海苔、コンソメ、ハーブなど様々なアレンジが可能。

⭐︎アレンジ⭐︎
レーズン、クランベリーなどドライフルーツはもちろん、クルミやお好みのナッツ、黒ゴマやベーコン、チーズなどを入れお食事系スコーンなどもおすすめ。生地量が多いので工程4の後半分に分け、お好みの具を入れ2種類のスコーンを同時に焼いてもよい。クロテッドクリームやジャムと食べるのが英国式なので、プレーンの生地をそのまま成形して焼いてもよい。