我が家もビストロ  キヌアを食べよう!

 

2016年8月

スーパーフードのキヌアは炊飯器でも炊けますが、鍋で簡単にできます。多めに炊いて冷凍すれば重宝です。

【1】キヌアを調理します。

 

材料:キヌア カップ1、水 カップ2、油少々、塩一つまみ

 

① キヌアを水で研ぐ。サポニンは水に触れるとせっけん状に泡立つので、アワがなくなるまで水を替えながら、数回洗う(あるいは、水に20分ほど漬けておくとサポニンは自然に抜けていく)。ザルにあげる。★粒が小さいので目の細かいザルにいれ、ザルごと鍋の中で洗うと簡単。

 

② 鍋に少量の油をひきキヌアを弱火~中火で1分ぐらい炒める。

 

③ ②の鍋に水と塩少々を入れフタをして強火にかける。沸騰したら弱火にし、水気がなくなるまで15~20分ぐらい茹でる。キアが発芽して輪のようなひげが現れている。

 

④ ザルにあげる。柔らかい食感に仕上げたいなら、フタをしたまま5分蒸らし、フォークでほぐす。

★水の代わりに野菜のブイヨンや和風だしを入れても美味しい。

 

 

※写真をクリックすると拡大表示されます。
※写真をクリックすると拡大表示されます。
※写真をクリックすると拡大表示されます。
※写真をクリックすると拡大表示されます。

※写真をクリックすると拡大表示されます。
※写真をクリックすると拡大表示されます。

【2】キヌアのサラダ、南イタリア風

 

2人分:

ア50g、ハム2枚、ツナ缶(1/2)、アンチョビ2枚、塩漬けのケーパー(水気を切ったもの)20g、粉末パルメザンチーズ50g、茹でたまご1個、トマト1/2個。ズッキーニ(小)1/2。グリーンピースや絹さや(あれば)

 

① キアを【1】の要領で炊く。

 

② キアを炊いている間に、ゆで卵を作り、トマトは皮をむき種を除いてさいの目、ズッキーニは荒い千切り、アンチョビはみじんに。その他の食材も食べやすい大きさに切っておく。ボウルにオリーブオイル大サジ3とレモンの絞り汁大サジ1、塩と胡椒、オレガノ少々でドレッシングを用意する。

 

③ 炊きあがったキアをドレッシングに入れて混ぜる。トマトとズッキーニ、ハム、ケーパー、アンチョビ、パルメザンチーズを加えて混ぜる。ツナを加えて冷蔵庫で冷まして味をなじませる。

 

タッパーに入れてランチに。調理した鶏や魚、またはバーベキューの付け合わせにどうぞ。冷蔵庫で3日間はOKです。プチプチ感があるキアがアクセントになる、夏らしい逸品です。

※写真をクリックすると拡大表示されます。
※写真をクリックすると拡大表示されます。

PS:うっかりしていたら底の方が焦げ付いていました。ところが「タルトタタン」ではありませんが「けがの功名」、すごく香ばしいパリパリした美味しいおこげでした。

おまけ

☆タルト・タタン

フランスのロワール川沿いは美しい城や広大な田園が広がる地方として知られている。ソローニュも一面のヒースが広がり、ナシやリンゴの樹木が続くのどかな田舎である。ラモット・ブーヴロンで、タタン姉妹が小さな食堂を営んでいたのは20世紀初めのことで、二人はそろってデザート作りが上手なことで知られていた。

ある日、普通のリンゴのタルトを作っていたが、かまどに入れる時はずみで逆さまに落としてしまった。かまどは熱く、「エイ、ままよ」とばかりそのままにしておいたところ、リンゴがカラメル色に香ばしく焦げ、今まで以上に美味しいものが出来上がった。

これが評判になり、このけがの功名である「ひっくり返りタルト」は、【タルト・タタン(タタンさんちのタルト)】と呼ばれ、フランスの辻々までレシピが行き渡った。リンゴ以外にも梨やその他の果物で作ったものも『タタン風』と呼ばれ応用されている。