スーパーの「デレーズ」の健康的なパン

pain de Delhaize

2017年2月

「Le sel de Posidonia」 
スーパーの「デレーズ」のパンコーナーに、「塩25%カット」という青いラベルが貼ってあるパンがあることに気がついた方も多いと思います。
塩は食品の味を引き立て、美味しくしますが、取りすぎは体に良くないのは周知のことです。 朝食または夕食に、お昼の弁当にと、パンはヨーロッパ人とは切っても切れないものです。
「デレーズ」はこのパンの塩を、「ポシドニアの塩」を使って25%減らしました。スーパーでこの塩を使っているのはデレーズのみとのこと。

 


ポシドニアの塩(Le sel de Posidonia )とは、地中海西のバレアレス諸島の一つである、フォルメンテラ島(セレブが避暑で訪れることで有名なイビサ島の南)で取れる塩です。この諸島近辺には「ポシドニア」という海洋植物が生息していて、海水の浄化をしてくれています。この塩の特徴は、他の国の海塩(例えばゲランドの塩)と同じ味ですが、ナトリウムを含む量が少ないのです。パンの味やテクスチャーは同じで、しかも健康を気にせず食べられるパン。現在は11種類あります。白いふわふわパンが好きな日本人ですが、健康志向のヨーロッパには、全粒や色々なシリアル入りなど、美味しいパンがたくさんありますよね。

「Pain oiseau」 
デレーズのもう一つのお勧めパンは「Pain oiseau」。直訳すると「鳥のパン」。名前の由来は、鳥の餌にも使われている、穀粒、種子、粒で作られているから。 何が入っているかというと、古代小麦(スペルト小麦)、オート麦、ライムギ、大豆。シリアル類では、ゴマ、ヒマワリ、西洋カボチャ等で、無添加、酵母なしで作られています。 しっかりとした噛み心地とにじみ出る美味しさ。気分はまるで鳥です。 かなりの人気ですぐ棚からなくなりますが、毎日焼いているそうなので、注文も可能とのこと。 

 


「All-in」 
  家庭でパン作りをしている方には、新発売の小麦粉はいかがですか。スペルト小麦やオート麦の小麦粉があります。加えて、例えば、スペルト麦の粉と小麦やトウモロコシ粉、イーストが加えてある(All-in)というのもあります。