2015年12月
「水」は我々の体にとって不可欠で、十分な量の水を飲むことは健康維持につながることは周知のことです。
体は水の貯水池で、血液の92%は水分です。血液が酸素と栄養を体中に運ぶので、水が不足すると体に変調をきたすことになります。脳や筋肉も75%が水分なので、水分不足は筋肉を硬直させ、首や脚、肩こりの原因となり、さらに心臓や胃の問題を引き起こします。喉が乾いたと感じるときは既に潤いがなくなっている証拠です。炭酸飲料やスポーツドリンクが流行り、世界中で肥満が問題になっている今日、今一度水のありがたさに目を向けたいものです。
水を飲むと、①肌がきれいになる ②スポーツで良い結果がでる ③ガンのリスクが減る ④体をデトックスする ⑤消化を助けるなどがあげられます。
では一日にどのぐらいの量の水を飲めばいいのか。目安は30 ml/キロです。ということは約2リットル。成人は一日にコップ10杯の水分を失うので、心してたくさんの水を飲みましょう。「でもただ水だけを飲むのは・・・」という方は、下記の果汁を入れれば、飲みやすい上に効用もあります。
キュウリ+レモン+ライム=肌が潤う-消化-食欲増進
レモン+オレンジ+ライム=胸やけによい
生姜+蜂蜜=体を暖める
手軽に味を付けたければ、砂糖無添加のミント、バラ、ヴィオレット、フランボワーズ、柑橘類などのリキュール。または、米、オート麦のシロップを加えると飲みやすいです。
ドイツ製のポット型の浄水器ブリタは、世界60ヶ国で利用されている簡易浄水器。水道の蛇口に取り付けるタイプやレストランや病院など用に大型タンク式のものもあるとのこと。
カルキの多いヨーロッパの水に辟易している方は既にこのタイプの浄水器を台所に備えていると思います。しかし単にカルキ排除のためだけでなく、浄水器を使った水を使うことは、地球温暖化が騒がれている現在、エコロジーの観点でも重要なことです。温暖化の原因の一つである「温室効果ガス」の元は二酸化炭素です。水道水を浄水器で濾して使った場合の二酸化炭素の発生量は「7g CO2 éq.」で、プラスチックのペットボトルの水を利用した場合は「194g CO2 éq.」。前者は27倍も地球に貢献するとのデーターです(ドイツの独立した審査機関TÜV Rheinland発表)。4人家族で各々が2リットルの水をペットボトルで飲むと、平均で 1.400€/年となり、経済的にもバカになりませんよね。
ところで、ブリタを使って水道水を漉すと、石灰分や塩素を除くだけでなく、水道管の鉛や亜鉛などの金属もほとんど除くことができるので、すっきりした味になり、材料の持ち味や色を損なわいないといわれています。尚、ブリタのフィルターの中身は木炭なのでリサイクルができます。健康食品店やビオの店に持って行けば、これまた環境汚染の防止に一役買うことになります。